海音山　浄岸寺
宗旨　浄土真宗
宗派　本願寺派
宗祖　親鸞聖人（1173～1262）
本尊　阿弥陀如来

　寛永元年（1624）3月創建、開基は正圓。俗名を松浦内記。父は松浦民部といい、豊臣秀吉の文禄の役（1592）に出陣打死する。よって内記18歳、発心して京都本願寺に入り本願寺12世准如上人より正圓と法名を賜る。

　その後、諸国行脚中仙崎に足を留め次第に帰依人増え一宇建立する。しかし寛文12年（1672）5月、享保14年（1729）4月、二度の火災に遭い本堂・鐘楼・山門・太子堂・寺書類等を焼失する。小寺を再建したが鐘楼・山門・太子堂は再建できなかった。

　寛政7年（1795）に本堂修復。また明治2年、萩藩から山門を移築。然るに200年経った寺に及び風雨難凌に付き、平成6年（1994）12世　静信の時、本堂・鐘楼・山門を新築、今日に及ぶ。